*LUNCH TRIP とは*

2か月に一回、ランチしながら旅しちゃおう!
都内の異国料理レストランを巡って、その国にいったことのある方のガイドでその国に思いをはせ、ちょっとだけ詳しくなります☆
「旅という非日常は、日常を変えられる!」と信じるCrew:ami,なぁほ,きょうこ,まさが、Passengerたちの素敵な旅をお手伝いします。

"Lunch Trip" is a social lunch group to enjoy many different cuisines in Tokyo. We travel around the world by having lunch and sharing stories of someone who has been there. Ami,Naho,Kyoko as Lunch Trip Crew would like you passengers to enjoy great trip.
Ready to come with us?

2013年12月23日月曜日

2013/12/1 LunchTrip ケニア便 ガイド永松真紀さん ☆レポート☆


こんにちは!特別Crewの野田・大島です。
 
もうすぐクリスマスですね ☆*:☆:*:☆
または皆さん、年末に向けて忘年会ラッシュでしょうか?
 
121日(日)に開催しました、ケニア便レポートです。
 
当日は、満員御礼で約40人のパッセンジャーにご搭乗頂き、ありがとうございました!!  会場は、浜松町にあるカラバッシュ。 アフリカ料理を専門にしている、雰囲気抜群のレストランでした。





まずはCrewよりご案内。
そして特別Crewより今回のケニア便に至るまでを説明させていただきました。

 アフリカに興味を持った私たちは、今年6JETRO主催「アフリカンフェア」に参加しました。そこで<アフリカは「援助の対象」から「台頭なパートナー」へと変化>していることを知りました。ケニアマサイ族の妻である永松さんと出会いがあった中、共感していたLunchTripのコンセプトの中でケニア便を企画、実現となりました^^



【永松さんのご紹介】

現在、ケニア共和国在、世界各国で添乗員としてツアーに同行。ケニアでは、マサイエコツアーを手がけています。書籍も執筆し、テレビでは日本テレビ「ミヤネ屋」(2012年)、「NewsZero」(2013/9/19)など多数出演。講演活動も日本全国で積極的に展開されています。
 
パッセンジャーはこれだけでも永松さんに興味津々でした^^ 




















書籍『私の夫はマサイ戦士』(新潮社2006年)
  
 

【ガイド前半】


前半は、ケニア・ナイロビ現状についてと、永松さんのマタトゥ(ケニアの乗り物)経営について、お話頂きました。

ケニアでは欠かせない大衆の足マタトゥ。ちょっぴりヤンキーテイストの子分を率いた姉さんのような経営者だったようです。笑。

永松さんのお話は面白いです。



  

【ランチ】

メニューは、ケニア料理です!

カラバッシュの店長さんとコックさんが腕を振るいました。

カチュンバリ(ケニア風トマトサラダ)、サモサ、ウガリ(トウモロコシの餅)、ビーフシチュー、スクマウィキ風野菜、揚げバナナ、コーヒー、世界で有名なケニアティー。


お腹いっぱいになりました~。

 



 

 


 

 【ガイド後半】

永松さん講演の後半は、ついにマサイ族についてでした。

まずは“マサイ族の基本文化“についてお話いただきました。

男は人生を4世代に分けて生きていくこと、各世代の役割、女の役割、日常の生活についてなど。

そして夫ジャクソンさんとの出会い☆
エウノトという成人式で出会い、再会、村に招待され、、、いきなりのプロポーズにびっくり!!

(詳細は本で見て下さいねということで、短縮バージョンでお話いただきました^^)


結婚の決意へ至るまで。尊敬する文化を持っていたマサイ族の人に、マサイ族は伝統文化に誇りを持っているが押しつけない。他の文化も尊重するし、本人としての大切なことを大事にして欲しいという言葉をもらい、
お嫁にいくことを決心したそうです。

第一夫人も永松さんに嫉妬するどこか満面の笑みで迎え入れてくれたそうです。

マサイ族の考え方・受容性・寛容性の素晴らしさをお伝えいただきました。



 

 【QA】
やはり聞きたいことは沢山あります。永松さんへどんどん質問が飛び交いました。

Qスラム街の子供は皆明るい笑顔でしたが、スラム街は本当に危ないのか。
 
A:ケニアに個人旅行で行く場合、最低限、有識者か旅行会社を通し、ホテルの場所の危険度を確認すること!!
どんな場所も良い人ばかりではないので。


Q:マサイの長老の中で意見が分かれた場合どうするのか。

A:マサイ族はとことん話し合って全員が納得して結論を出していく文化。まだまだ単純多数決には馴染みがなく、最終的にマサイ族としての結論を出す。

マサイ族の強い団結力や文化に純粋な美しさを感じますよね。


【ワークショップ】

ここでは、パッセンジャーが主役。
永松さんにも各テーブルを回っていただき、事前課題とともに皆で話し合いました。

テーマは2つ。
 
①ケニアと日本の文化・風習の違(事前課題)と、ケニアの理解度が今までどうだったか話し合ってください。

②ケニアと日本の違いを理解し受け入れることが、もっと“自然なこと“になるために日本にいながらにして、身近にとれる行動は何がありますか?

 
どこのチームも永松さんの話を聞き、生の文化の情報と、日本で得られる情報では、リアリティが違うことを実感じたようでした。







まずは、“他文化との違いを知るための行動を起こしてみる“ことが受け入れることへの第一歩になるのだとの声が多かったです。

身近にあるイベントに参加する、
その国の食事を食べてみる、
友達へ体験した異文化について発信してみる。。

違いがあることが普通になることが一番大事なのだと再認識しました。

 
永松さんからもフィードバックいただきました。
現地へ行って初めてわかる文化の違いがたくさんあること、面白い小ネタを教えていただきました。
 
 
 
 
 

【クロージング】

永松さんのサイン入り書籍・CDの販売とあわせて、写真撮影・握手会をしました。
大盛況で、お話の続きが知りたい人が続出したため、即完売。予想以上にすぐ売り切れ、永松さんも喜んでいました!

そして最後はお馴染みの、皆で記念撮影をして会を締めくくりました 。

 

【ケニア便を振り返って】

便の終了後に永松さんより、
「今まで講演を行ってきたお客様とは違う層の方々だったのがびっくりしました。いつもと違う若い世代の人にもお話ができ、ケニアやマサイのことを知ってもらういい機会となりました。またQAやワークショップでパッセンジャーと交流し、色んな意見を聞けたことも楽しかったです。」
と大満足のコメントを頂いています。

クルーでは、皆さんからのアンケート結果を読ませて頂きました。
皆さんにはケニア便を満足していただけたようで、沢山の嬉しいお言葉を頂戴しました。


--アンケート結果--

●来場理由:食・ガイド・国に興味がある人が半数以上
ケニアに対する印象度の変化:良くなった8割・やや良くなった2割 
 (全員が良くなったと回答!!)

感想(一部抜粋)
部族でありながら、マサイは保守的ではない事。
古くからのしきたりを踏襲しているが、今の日本にも必要なコミュニティが築け
ている文化があること。マサイの長老のお話が、少しでしたが本当に良い内容だ
と感じたので、他のお話をもっとお聞きしたくなりました。

長老のお話を本で出されたら是非買いたいと思いました。

永松さんご自身が本当に面白い方で、ガイドをされているというのが、天職だなぁと思いました。

マサイ族の慣習や人に対する考え方、実際に生活している人でないと聞けない話や経済成長政策によるスラムに対する政府の姿勢、教育の話等、特に永松さんの生き方も刺激になりました。

個人的には今回ホウレンソウを使用したという野菜のペースト状のものは、かなり良かったです。何回かお代わりをしてしまいました。"


最後にクルーの感想です。
今回、超多忙の永松さんをガイドに呼べたことで、本当にすばらしい企画となりました。そして実は、私たちにとってのケニア便企画は1年越しの計画だったので、とても感慨深い1日になりました。
永松さんのお話やマサイ族のインパクトはさすがで、リアルなケニアに触れることができる貴重な時間になりました。
この会の中で、色々な民族や文化があっていいことをわかってもらえていたら嬉しいです。
そこからアフリカへの興味・真の理解につながればと思います!
それではありがとうございました。




2013年12月19日木曜日

2013/12/8 LunchTrip*NPOかものはし カンボジア便 Supported by H.I.S. ☆レポート☆

こんにちは!

日々寒いですねー、Passengersのみなさまいかがお過ごしですか?

12月8日(日)に行なわれた「LunchTrip*NPOかものはし カンボジア便 Supported by H.I.S. 」についてお伝えします。



ご案内ページはこちら。
当日は35名の満員御礼!
スクリーンが見れる席に限った為、レストランはもっと大きかったのですが
限定人数で行いました。

会場は、代々木にあるアンコールワット。カンボジア料理店です。


 



1.Crewよりご搭乗案内



初めてご搭乗の方もいらっしゃいましたので、
Crewよりご案内。
ただそれだけでなく、既にご搭乗経験のあるPassengersさんに、今までの経験した便の様子をお話いただきました。

2.NPOかものはしプロジェクト村田さんからのガイドプレゼンテーション

かものはしプロジェクトを立ち上げたきっかけ、
現在子供を買わせない仕組みを作るための3つの取り組み。
そして今怒っている問題。
迫真に迫る話、始めた当時大学生だっとは思えない行動力に、一同息を飲みました。



村田さんの真剣な問いかけに対して、Passegnersのみなさんも真剣な表情で聞き入ります。

Passengersの感想

本当に低年齢の子供が被害にあっていて、衝撃で泣きそうになりました。
早くこの問題が世界から無くなるといいと感じました。


貧困や児童売春についてはニュースで知っていたが、現実はもっと深刻で根深い問題なんだと実感が持てた。

活動によって、子供の人身売買が減ったことが、本当にすごいとおもった。
ただ、職を提供しても離職率が高いのが、文化的要因もあると知り、職を作るだけでは支援できるというものでもなく、容易ではない事がわかった。
















3.ランチ

本日のランチはこんなかんじ♫ 
デザート付きの6品いただきました。量も多く、みんなおなかいっぱいに!




Passengersの感想
お料理も美味しかった!

4.ワークショップ


 さて、お話を聞いて「へーすごいなあ」で終わらせるのではなく、この場で出来る事を考える人々が集まっているのがLunchTripです。

今日のワークショップのお題はこちら。


Passengersのみなさまには、下記の事前課題をお願いしていたので、
その知識を使いながらワークショップスタート!

事前課題

1.NPOかものはしプロジェクトのウェブサイトをお読み下さい。
(特に、カンボジアでこどもが売られる仕組みとそれに対するかものはしプロジェクトの取り組みについてご確認。)
www.kamonohashi-project.net/activity/
2.縫製工場の状況やカンボジアの労働文化について、下記をお読みの上離職率を低くする対策を考えてきて下さい。
http://www.kamonohashi-project.net/letter/2013/10/_ngo_3.html 


各班、発表の時間。
たくさんの意見が出ました。
  • 保育所をつくる
  • ゴールを設定する
  • メンターを作る・・・・
ガイド村田さん曰く、「普通こういったワークショップを行うととても非現実的な答えが沢山出るのですが、今日のはとても現実的です!」だそうです。

その中でも特に「江戸時代の日本を習って5人組を作る。それでお互いの家庭をみはる」という意見については、ガイド村田さんも、「これはあたらしいです!」とよろこんでいただけました。


Passengersの感想

児童買春問題の深刻さがわかったこと、また、カンボジアで女性が働く際の問題(出稼ぎなと目先のことにいってしまうとか、家族の問題など)もわかり、非常に得るものが多かったです。参加者の方から面白いアイデアも出て、楽しかったです。


5. H.I.S 「エコボランティアツアー」の説明

右がH.I.S.内田さん
実際カンボジアに何度も渡航し、「H.I.S.×かものはしプロジェクトツアー」の担当をされている内田さんから、熱い思いを語っていただきました。
先ほどお話に聞いたコミュニティファクトリーに伺うだけでなく、
毎晩LunchTripみたいなワークショップが行われるんだって。

そこでの出会いは一生もので、
キャリアを変えてしまう程のインパクトがあるそうです。

正直なことを申し上げると、私も今回協業するまでこういった事をかものはしプロジェクトさんが行っているとは存じ上げませんでした。

後日Passengerからも、
「H.I.S.って安いツアーばかりを行っているのかと思っていたけれど、こんな良い事もやってるんだ!もっと出していけばいいのに」というコメントもあったほどです。


6.コミュニティファクトリーの物品販売 & 集合写真

かものはしプロジェクトさんの工場で作っているいぐさ製品を販売していただきました。
かわいい名刺入れは、なんと売り切れになるほど!

先ほど自分達が改善案を出した工場という事で、Passengersのみなさんが少し親近感を感じていると嬉しいです^^ 



旅の最後は集合写真!




7.Passengersの感想



なんと96.8%の人がガイドの話に満足度が高いとのこと!!



児童買春という話であってもカンボジアのイメージが悪くなることはないという結果がでて、Crewとしてとっても嬉しかったです!
むしろ私自身、こんなに変わるのだというイメージを持ちました。
やはりリアルな活動をしている人に話をきくのが 大事ですね!

Q.今回の便全体を通して、印象的だったことをご記入ください。

ランチ&ディスカッションという構成が非常によかったです。そして時間配分も。
なかなか日本では具体的な情報に接することがないトピックなので、写真や映像素材が多く、具体的にイメージできたことがよかったです。
まわりのひとにも、どんどん情報を発信していきたいです。


かものはしツアーに8年ほど前参加しました。PC職業訓練をやっていた時代から事業が発展していることに驚くと共にかものはし等のアクションによって売春被害者が減っていることを知って嬉しかったです。
お料理も美味しかった。

LunchTripについてもこんな意見いただきました

もっと他のランチトリップ、国に登場してみたくなりました。
ただガイドの話を聞くだけではなく、ワークショップで考える機会を得られたのはよかった。
何度か参加して、機会があればボランティアなどでlunchtripに参加してみたいです。


8.メディア掲載 


後日談ですが、この日の様子が日本経済新聞に掲載されました!
よかったらこちらもご覧下さい。


村田さんにもお決まりのポーズしていただきました!



それでは、今年もありがとうございました。
来年もまた一緒にLunchTripしましょうね!

comments