LTブログ初投稿させて頂きます。
LTでは2009年12月アルゼンチン便のガイドをさせて頂きました「たくちゃん」こと太田原です。現在、仕事の都合で南米のペルーに赴任しております。
南米スペシャリストの地位を固めるべく、ラテン文化に囲まれながら日々勤しんでおります。ペルーにお立ち寄りの際はご一報下さい。
さてさて、先日ペルーの隣国ボリビア、ウユニ塩湖へ旅行してきたのでそのレポートをさせて頂きます。
【ボリビアってどこ?】
北と東をブラジル、南東をパラグアイ、南をアルゼンチン、南西をチリ、西をペルーに囲まれた南米に2つある内陸国のうちの一つ。南米最貧国です。
標高が高いことでも有名で、首都ラパス(憲法上の首都はスクレですが事実上の首都はラパス)は標高3,600~4,000mに位置しており、世界で最も高い所に位置する首都として小・中学校の教科書で紹介されていたように記憶してます。
【ウユニ塩湖??】
標高3,760mに位置する塩湖。面積は12,000㎡、なんと四国の半分程の大きさ。深さ12m程。アンデス山脈は地殻変動によって海底が隆起してでき、アンデス山脈に繋がっているウユニは塩湖になったそうです。雨季(12月~3月)には塩湖表面に雨水が溜まり、空を映し出す巨大な鏡面へと変貌を遂げます。これが何ともいえない絶景を作り出してくれるのです。以下、僕が撮った写真をご覧下さい。
もはやどこが空でどこまでが塩湖なのか、わからなくなってしまいますよね?
昼は真っ青な空を映し出す鏡面とどこまでも続きそうな広大な景色を利用してトリックピクチャーを撮って楽しみました。夕焼けは本当に綺麗な景色で、言葉もなくただただ見とれてしまいました。そして夜は、、、(カメラの性能が悪くての撮影することができなかったのですが)この世のものとは思えないほどの景色が広がります。夜空には無数の星が、ウユニの澄んだ空気と高い標高にも助けられ燦然と輝き出します。ウユニの鏡面はそんな星空をも映し出してしまうのです。上を見ても下を見ても広がる無数の星、皆さんは想像できますか??夜はかなり冷えるのですが、僕は寒さも忘れてその絶景に魅了されました。
あまり文才がなくこの絶景を表現しきれないので、以前NHKのWonder×Wonderで取り上げられた際のフレーズをここで引用させて頂きます。
「南米、アンデス山脈の懐にワンダーが広がっていた。
白く輝く塩の大地が彼方まで続く。ウユニ塩原。
訪れた者は言う。ここは地球ではない。
神への祈り。純白の大地は一変する。
それは天空を映し出す巨大な鏡。
奇跡への旅が今、始まる。」
【How to get toウユニ??】
ラパスからの行き方は色々あるようですが、今回僕の行った方法を紹介します。
<行き>長距離バス:ラパス→ウユニ(所要10h)
<帰り>電車&バスのコンビネーション(所要10h)
電車:ウユニ→オルロ(7h)
バス:オルロ→ラパス(3h)
行きも帰りもラパスからの所要時間は同じですが、雨季だと雨で道が悪くなりバスが動かなくなることもあるので、電車とバスのコンビネーションで行く方がおすすめです。ただ電車は毎日運行しているわけではないので、事前にスケジュールを立てていきましょう。
【アコモデーション】
ウユニの町に着くとツアー会社と交渉をして、塩湖とホテルまで連れて行ってもらいます。塩湖内(&周辺)の主要ホテルは以下3つです。
1. Playa Blanca:塩湖内にある塩ホテル。シャワーもなく、お湯も水も出ずトイレも汚い。ただ塩湖内にあるので景色は最高。水、電気なしという一種のサバイバル感も共有できる為ホテルに泊まった人たち同士はかなり仲良くなれる。
2. Luna Salada:塩湖周辺にある塩ホテル。お湯もエアコンもついており、設備はウユニ周辺ホテル随一。但し、塩湖までの距離がかなりあり、夕焼け朝焼けや夜の星空を映し出した塩湖の景色は拝むことができない。 <写真なし>
3. Salar de Uyuni:塩湖周辺にある塩ホテル。上記1、2のホテルの中間といった感じ。お湯も出るしエアコンもある。塩湖までの距離は3kmであり徒歩圏内。標高3,700mで3kmの徒歩は結構しんどいが、夕焼け朝焼けと夜の星空をみる為なら問題ない。
ちなみに僕は3.のホテルに泊まりました。日本の旅行本には紹介されてないみたいで、現地に着いてこのホテルに変更する日本人客も多くいました。
【必要日数&費用】
ペルーに住んでいても3泊4日の旅となりました(ウユニ1泊、バス・電車内2泊)。日本から来る場合は更に+2~3日は必要となるでしょう。社会人の方は1週間の休みが最低でも必要ですね。改めて南米の広さ&(日本からの)遠さを感じます。
費用は合計11万円位でした。日本からですと更に+15~20万円位は必要でしょう。ボリビアでの出費(宿泊費、バス・電車代、食費、土産など)は5万円程でした。
【感想】
僕がウユニ塩湖を知ったのは6年前、大学の授業の合間に友人とおしゃべりしていた中でその名前を耳にしました。興味本位でググってみると、一瞬にして画面に釘付けになりました。載っている写真がどれもこれも凄い。「地球に生まれて、良かったぁ~!!!」と表現されている方までいました。以来、僕の中で「地球に生まれたからには訪れたい場所」の一つとしてウユニ塩湖はその名を連ねておりました。
今回そんな6年越しの思いを胸に旅行してきたわけですが、「地球上にこれを凌ぐ絶景ってあるのかな?」というのが率直な感想です。今後自然や景色をみて、これ以上の感動を味わうことができるのだろうか。今から不安になってます。
「地球に生まれたからには訪れたい場所」が特に決まっていない皆さん、ウユニ塩湖をノミネートしておいて損はありませんよ。奇跡への旅を始めましょう!
0 件のコメント:
コメントを投稿