3月3日に新国立劇場で行われたイタリアオペラ便のご報告をします。
今回のイタリアオペラ便は、passengerの皆様へ3日前の告知にも関わらず、1日で20席が満席となり大盛況で幕を閉じる事ができました。ご参加頂きましたpassengerの皆様、大変ありがとうございました。
ご参加できなかった皆様には大変申し訳ございませんでした。
さて、今回のイタリアオペラ便ではguideに新国立劇場の小山氏を迎え、実施いたしました。
イタリアオペラ便では、小山様が依然訪れたイタリアの田舎町のお話から始まり、イタリア人の普段の生活のお話をして頂き、彼らの生活や気質が目に浮かぶようでした。
例えば、イタリア人はスーパーなどでの安売りや流行りの新商品等を買い漁る習慣はなく、トマト1個が必要なら30分歩いてでもトマト1個だけを買ってくる、「必要な分を必要なだけ、無駄なものは買わない」という気質を持っているそうです。
そんな普段の生活は質素な生活をしている一方、60代の人が最近1億2000万円のハイブリット車を発表するような高級車メーカーであるフェラーリの新車を乗り回しているということもあるそうです。
この話だけを聞くと一見「ここでも格差社会か!?」ということになりますが、トマト1個もフェラーリも同じ生活レベルの人の話だそうです。トマトも今必要なものだから買う!し、フェラーリも60歳を迎えた退職後は低額もしくは無料で国の補助があるから、今を楽しむために退職金で買う! そんな、「今」という時間を大切にしている、イタリア人の気質を知る事が出来ました!
次にレストランですが、新国立劇場内のイタリア料理マエストロでイタリアンを頂きました。さすが新国立劇場にあるだけあって、内装も食器も、そしてお客様にも気品があり、少しpassengerも緊張気味でした!
-オードブル (サーモンとクリームチーズのパテ)
-メインパスタ (チキンと菜の花のクリーム ペンネ)
-デザート苺のタルト
レストラン:イタリア料理 マエストロ http://r.gnavi.co.jp/g068218/
そしてオペラについてです。オペラはイタリアのルネサンス期に生まれた伝統芸能で、日本でいうところの能楽のようなものだそうです。昔は街々にオペラ劇場があり、人気を博したそうですが、今では実施されていない劇場も多々あるそうです。
それは、日本でも若者の伝統芸能に対する興味関心が薄れつつあるのと同じで、イタリアでもサッカー観戦等に若者の興味が移ってしまっているそうです。
これはイタリアオペラ界の歌手と演出家の力関係が1つの原因としてあるそうです。イタリアオペラ界ではどう観客にオペラを魅せるか考える演出家よりも、実際に歌う歌手の方が強いので、昔ながらのオペラで観客に分かりづらいままだそうです。
他方、ドイツオペラ界では演出家の方が歌手よりも力が強いので、お客様にどう楽しんでもらうかという視点が多分に取り入れられ、分かりやすく初心者にとっても観易いオペラだそうです。
今回鑑賞したオペラ「カルディヤック」も、初心者にとってはありがたいドイツオペラでした。そのためストーリーも分かりやすく、イタリアオペラでは見られる同じセリフが何度も繰り返されて分かりづらいという点もありませんでした。
Passengerの多くが鑑賞するのが初めてで、オペラ歌手の迫力に圧倒されていて、素晴らしい経験ができたみたいです!
このオペラ鑑賞が自分にとっても参加された皆様にとっても、より感性を豊かにするきっかけになれば、素敵だなぁと思いました!!
最後に今回この様な素晴らしい機会を頂きました新国立劇場の小山さん、そしてご協賛を頂きました癒しのれんたる株式会社の仲島社長に感謝いたします。
おまけ
・オペラを鑑賞する時はストーリーを事前に知っても問題ありません。
オペラの演出家はそれを超えたオペラを創り上げてくるそうです!
・オペラは拍手だけだと、最高の賛辞になりません。
素晴らしかったという歌手の最後のあいさつの時に「ブラボー!!!!!!!」と大きな声でい
うそうです!(今回は初回のため恥ずかしくて言えませんでしたが、言い慣れると気
持ちいいそうです)
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