2014年7月20日、Lunch Trip ラオス便を開催しました。
今回、Noda特別Crewと共にラオスへの旅をご案内させて頂きました!
「ラオス」といって、なかなかピンとくる日本人は多くないのではないか、と思うので、まずはラオスの簡単なご紹介を。
「ラオス」といって、なかなかピンとくる日本人は多くないのではないか、と思うので、まずはラオスの簡単なご紹介を。
面積は日本の約0.6倍、人口は同0.05倍(2012年)、ラオ族始め49の民族が共存する国です。
1353年、ランサーン王国として統一。
1899年フランスのインドシナ連邦に編入。
1953年10月22日、仏・ラオス条約により完全独立。
その後内戦を経て、1973年2月「ラオスにおける平和の回復及び民族和解に関する協定」が成立。1975年12月、ラオス人民民主共和国成立。
(引用:外務省webサイト)
ラオスの国旗 |
今回の旅の舞台は、東京都内で唯一ラオス人の経営するラオス料理店「ランサーン」@吉祥寺。
そう、かつてのラオスの王国の名前ですね!なお、ランサーンというのは「百万の象」という意味だそうです。Noda特別CrewもFacebookでラオスで象使いのライセンスを取れるとの紹介をしてくれましたが、象=タイ、インドといったイメージがありますが、自然豊かなラオスでも、
かつて物資の運搬を担っていた象さんを家族同等大切に扱っていたのだそう。そんなわけで、「ランサーン」にも店内中央にて、木彫りの象さんがお出迎えしてくれました。
かつて物資の運搬を担っていた象さんを家族同等大切に扱っていたのだそう。そんなわけで、「ランサーン」にも店内中央にて、木彫りの象さんがお出迎えしてくれました。
「ランサーン」:木彫りの象さんがお出迎え |
今回の旅のGuideは、ファンケルヘルスサイエンスの吉積さん。ファンケルといえば、無添加化粧品メーカーとしての認知度が高いのですが、発芽玄米、健康サプリメント等健康事業にも注力しています。元は健康食品で使える食材を追い求めて世界を回っていたところ、開発途上国の抱える様々な問題を目の当たりにし、途上国とのフェアトレードを決意したのだそうです。
現在、塩とコショウのフェアトレード商品を販売しているそうですが、こうした日常の食卓にある調味料を選んだ理由が「毎日の食卓が世界の子どもたちの笑顔につながってほしい」という思いからなんだそうです。
しかし、ここで、あれ?ラオスって内陸国じゃないの?海がないのに塩?って疑問が湧いてくると思います。そう、その答えは「地下」に!
ラオスは約4億年前には「海底」で、その塩分が長い歳月をかけ、地下に滞留したのだそう。この滞留したお塩を含む地下水を汲み上げて、お塩を精製する、というわけです。また、このラオスのお塩は「カルシウム」を多く含むことで、一般的なお塩と比べて「甘味」が強いというのが特徴。実際、Passengersの方々に食べ比べいただきましたが、味の違いを確かに実感していただけたようです。
他国で事業展開するときの「あるある」なのですが、日本の高い品質管理等の考え方がラオスでは根付いておらず、こうした商慣行を現地の人たちに理解して頂くまでに苦労も多かったようです。ただ、ファンケルはその化粧品へのこだわりに表れているように、製品の品質にとことんこだわる会社。この会社基準をクリアすれば世界のどこにだって売れるんだと説得したそうです。
ファンケルはこのフェアトレード製品の売上の一部をラオスで活動するNPO(ラオスの子ども)に寄付をしています。それが国際貢献だという見方もありますが、個人的には上記の考え方こそ、国際貢献なのではないかと思いました。新興国リサーチに携わる身としては、途上国に本当に必要なのは自国が独りで世界で闘える力をつけることではないかと思うところがあります。ラオスの片田舎の村人が世界基準の塩を作っている、それだけでもamazingなことだと思いませんか??
LunchTripでは、9/21よりいよいよ初の日本便@ラオス「ランチトリップと行く!「食を通して日本を紹介しよう」~ラオスを知る・交流する旅~」を運行予定。当日はこのツアーの紹介もさせて頂きました。
Today's Guides:ラオス留学生のバンダサイさん(左)、ファンケルの吉積さん(右) |
現在、塩とコショウのフェアトレード商品を販売しているそうですが、こうした日常の食卓にある調味料を選んだ理由が「毎日の食卓が世界の子どもたちの笑顔につながってほしい」という思いからなんだそうです。
しかし、ここで、あれ?ラオスって内陸国じゃないの?海がないのに塩?って疑問が湧いてくると思います。そう、その答えは「地下」に!
ラオスは約4億年前には「海底」で、その塩分が長い歳月をかけ、地下に滞留したのだそう。この滞留したお塩を含む地下水を汲み上げて、お塩を精製する、というわけです。また、このラオスのお塩は「カルシウム」を多く含むことで、一般的なお塩と比べて「甘味」が強いというのが特徴。実際、Passengersの方々に食べ比べいただきましたが、味の違いを確かに実感していただけたようです。
Guideのお話に聞き入るPassengersの皆様 |
他国で事業展開するときの「あるある」なのですが、日本の高い品質管理等の考え方がラオスでは根付いておらず、こうした商慣行を現地の人たちに理解して頂くまでに苦労も多かったようです。ただ、ファンケルはその化粧品へのこだわりに表れているように、製品の品質にとことんこだわる会社。この会社基準をクリアすれば世界のどこにだって売れるんだと説得したそうです。
ファンケルはこのフェアトレード製品の売上の一部をラオスで活動するNPO(ラオスの子ども)に寄付をしています。それが国際貢献だという見方もありますが、個人的には上記の考え方こそ、国際貢献なのではないかと思いました。新興国リサーチに携わる身としては、途上国に本当に必要なのは自国が独りで世界で闘える力をつけることではないかと思うところがあります。ラオスの片田舎の村人が世界基準の塩を作っている、それだけでもamazingなことだと思いませんか??
左の写真は訪問予定先の「ラオスのこども」の活動の様子です。 ラオスは子供への教育が十分行き届いていないこともあり、「ラオスのこども」では絵本等の出版、図書室設立支援等、子供の教育環境改善のために尽力しています。
そして、お待ちかねのランチタイム!ここでは、ラオス人留学生のバンダサイさんに、ラオス料理やその食べ方についてご教授頂きました。
<Lunch Menu>
・もち米(主食)
・カイチョー(卵料理)
・ガイヤン(チキン)
・豆腐のスープ
・ソムタム(青パパイヤの辛いサラダ)
・ラープ(ひき肉と香草炒め)
・タピオカココナッツミルク
東南アジアの中でも珍しい「もち米」を主食とするラオス。蓋付きの小さな竹の入れ物もとってもcuteです。ラオスでは、手でもち米を一口サイズにつぶして、そこにおかずを挟んで食べるのだそう。バンダイサイさんに実演頂き、早速Passengersの皆様もラオス流作法でご飯をいただきます☆
ランチの後にはさらにバンダサイさんとのQ&Aでラオスについての理解を深めました。
豊かな自然に恵まれた大地、穏やかな国民性、あまり知られていないベトナム戦争での傷跡、また政治的にも徐々にオープンになってきていることなど、我々の知らないラオス情報をたくさんお聞きすることができました。
ラオスへの旅を締めくくるワークショップとして、Passengersに「ラオスの親善大使」として、「ラオスの魅力が伝わるキャッチフレーズ」を考えてもらいました。
下記が、各チームで出されたキャッチフレーズです。
「今日、何もしなくていいや
ラオス:アジアに光る心のふるさと」
「もち米片手にのんびりラオス」
「ゴー ラオス、 ゴー ノスタルジー」
「ついでに行くにはもったいない!!」
「東南アジア最後の楽園 100万頭の象に会いに来て下さい」
「何もないから全てがある」
わずかな時間でしたが、各チーム、とても素敵なキャッチフレーズを考えて頂きました☆
最後に、バンダサイさんにベスト・キャッチフレーズを選んでもらい、選ばれた2チーム(上記、上から2つ)に、ファンケルさんご提供のラオスの塩をプレゼント!ラオスのお国柄をよく表した表現というのが選定理由とのこと。
物に溢れ、時間に追われる日本と、最後の秘境とも呼ばれる、自然に囲まれ、ゆったりとした時間の流れるラオス。幸福のカタチは人それぞれ、国それぞれ。「先進国>途上国」という固定観念では測れないラオスの魅力をPassengersの皆様には感じていた頂けたようです(。◕‿◕。)
アンケート結果より。
ラオスのイメージが良くなったpassengersがほとんどでした!のんびりしたお国柄、優しい国民性等が好評だった模様。さらに、ラオス料理に関しても、「比較的日本人の口に合う」、「もち米の印象が変わった」等、ラオスご飯への満足度も高かったようです。
また、今回のラオス便は初搭乗者が多かったのですが、機会があれば再度搭乗したいというお声を沢山頂き嬉しい限りです。
常連様からは、「いつも必ず何かしら新しいものを吸収できるので参加して良かったと思っています。例えば一軒しかないラオスのお店を知ったというような事だけでも凄い事ですよね。」という素敵なお言葉も。
初・特別Crewとして、至らないところも沢山ございましたが、ラオスへの小旅行を楽しんで頂けたようで幸いです。
We are looking forward to serving you
on board again!
CrewとGuideのお二方で恒例のLTポーズ! |
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