私は2009年クリスマス直後にパレスチナを訪れました。
今でも世界を旅した中で一番印象に残っている国です。
写真はベツレヘムの様子です。
キリスト生誕の地とされるベツレヘムは、
エルサレムの南10kmあまりの丘陵地帯にある町です。
パレスチナ自治区の町なので、
平和を訴える落書きアートの壁・柵に囲まれた町の入り口には、
パスポートの手続きが必要でした。
イスラエルとのボーダーを超えるのは厳重で緊張しました。
ベツレヘム側に出ると、
観光客へのタクシーが何台も客待ちしており、
そこで1人の運転手の青年と交渉し、3時間ほど滞在しました。
一番の見所はイエスが生まれた生誕教会。
私の滞在したクリスマス直後には、
世界各国から集団で旅行者がクリスマスをお祝いにかけつけていました。
彼には兄弟がおり、長男の彼は貧しい生活を支えるために
タクシー業で、弟・妹の教育・医者就職のために資金を稼いでいることを語ってくれました。
生活がもっと豊かになりたい、と話しておりました。
観光地ではアラファトの古びたポスターが掲示され、
子供が遊ぶ住宅街をぬけて、私は彼と町を一望できる場所に立ちました。
この場所のつかぬまの平和がずっと持続してほしい、
という思いでいっぱいになりました。
タクシー青年がおごってくれた1個のファラフェルの味と、
最後に笑顔でさよならをしてくれたことを今でも忘れられず、
今回企画に携わっております!
今何がこの国で起こっているのか。
戦争だけではないパレスチナの新たな一面をお伝えしていきます。
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