2015年6月27日、エシカルコンシェルジュでフリーアナウンサーの末吉里花さんガイドの LunchTrip シベリア便を開催しました。
ミステリーハンターをされていた末吉さんによるシベリア便。色々な発見のあるフライトでもありました!
前半はこちらから・・・
ガイドの末吉さんとシベリア便Crew Yoko、Naho、Harumi、Chappy
★お待ちかね Lunch Time
シベリア料理を知っている方はあまりいないかと思いますが、実はロシア料理とほぼ変わらないと言われています。
ピロシキのお肉が馬肉だったり、凍った魚を薄く切ってルイベのような感じで食べたり、そのくらいの違いはあるようですが、あまり大きな違いはないようです。
そんなこともあり、今回も、以前お世話になった「カフェロシア」さんによるお料理。
ボリュームたっぷりで美味しい料理に、パッセンジャーのみなさまもご満悦の様子。
ハバロフスク出身のシェフによる、お料理紹介もありました。
イケメンシェフによる故郷のお話中・・・
メニュー 品数多いです!
サラダ「毛皮にコートを着たニシン」
サーモンのパンケーキ包み
きのこのマリネ
ボルシチ
ピロシキ
シベリア水餃子「ペリメニ」
ビーフストロガノフ
りんごのケーキ
バラのジャム添えロシア紅茶
★ミステリーハンターという仕事を通じて・・・
後半は、末吉さんが訪れたペテンキオス村も含め、シベリアで問題になっていることのお話。
さきほど、マンモスの骨が多く発掘できたというお話がありました。
マンモスの骨が出れば、マンモスハンターの収入も増えますが、一方でそれは喜ばしくないことの影響でもありました。
地球温暖化、これが今、永久凍土に住む彼らの生活を脅かすものとなっているとのことです。
村に住む方の家も傾いてしまうほどとけてしまい、住むところを追われて都会に移り住んでも仕事がなく・・・
地球温暖化の影響は都会に住む我々の生活はすぐに脅かされることはないものの、こういった「辺境」には既に影響が出ている。シベリアだけでなく、様々な「辺境」を訪れている末吉さんですが、ミステリーハンターという仕事を通じてこのような事実に気づきました。
これも、フェアトレードの推進やエシカル協会などのお仕事につながっているようです。
★パッセンジャーのみなさまより・・・
今回のフライトで、パッセンジャーのみなさまの新たな発見、印象に残ったことをご紹介します。
・永久凍土という言葉と、温暖化の影響が出ている現実との相違がよく分かって、ワークショップの流れで考えさせられることが多かったです。
・ヤーク馬を生きる為に全て有効に使う。
・過酷な環境でも日々普通に過ごしている事に感心した。
文明の謳歌が北極海のきわの小さな村の家を傾かせているなんて想像もしてなかったです。
この話を聞けただけでも来てよかった!
・世界は繋がっているを目の当たりにした。
・大量消費社会の裏側について意識するきっかけをもらえた。
・その国を知るだけでなく、日本で何ができるかを考えたのは今回が初めてかも知れない。
今回のフライトでは、前半・後半に考える時間と話す時間を設け、特に問題にフォーカスした形のワークショップを行いました。
旅の始まりは、こちらのお題から・・・
末吉さんのお話もわかりやすく、そして、みなさまも自分の事として考えることのできた時間だったかと思います。パッセンジャーのみなさまの学びにつながったこと、とてもうれしいですね!
★シベリア便を終えて・・・
今回のガイド、末吉 里花さんにインタビューしました!
= LunchTrip に搭乗してみていかがでしたか? =
参加してくださったパッセンジャーの皆さんの好奇心旺盛な「知りたい」、「学びたい」意欲が強くて、私の一言一言に耳を傾けてくださったことに感激しています。私自身とても楽しむことができましたし、刺激を受けました。クルーの皆さんの格好も素敵でした!
= 「世界一寒い場所」に、初めて足を踏み入れた時の印象や感想を教えてください。=
私たち日本人とよく似たヤクート人に迎え入れられて驚きました。言葉はまるで通じませんでしたが、彼らの笑顔が温かくて忘れられません。そこでの暮らしは、日本での生活とまるで違いました。自給自足の生活はとても豊かで、寒い冬を生き抜く知恵が代々伝えられている様子を間近で見ることができて幸せでした。
= シベリアに行かれてから、印象はどのように変わりましたか? =
おそらく冬に行っていたらまた印象が違ったと思いますが、夏に訪れたシベリア、ペテンキオス村はのどかな草原が広がるとても美しい場所でした。ほとんど旅人が訪れない場所なので、人見知りをする人たちだと思っていましたが、実際はとても優しくて、冗談も言ってよく笑う人たちでした。
= パッセンジャーのみなさまにひとこと =
シベリア便、いかがでしたか?!地理的には日本から近いようで遠い場所ですが、私たち日本人はヤクート人と似たDNAを持っていると思います。きっと彼らに会ったら、ペテンキオス村のことが大好きになるはずです。この村まで行けなくても、シベリアの旅、ぜひ実現してください。今までにない発見があるはずです!
みなさま、いかがでしたか?
旅は時に、私たちに大切なことを気づかせてくれることがある。
そんなことを改めて感じたフライトでした。
ご搭乗、ありがとうございました♪
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