2015年初のLunchTrip渡航先は『ロシア』でした!
申し込み後わずか1日で満席になり、当日も大盛況だったロシア便の様子をお届けします♪
吉祥寺のロシア料理店カフェロシアにて、みんなで恒例のLTポーズ |
ロシア便のガイド(プレゼンター)は、文化庁の新進芸術家海外研修制度の研修員としてモスクワ
1、憧れのロシアへ!ロシアに渡った経緯とロシアの生活環境
ロシアについて説明する献子さん |
バレエの殿堂、ボリジョイ劇場 |
ロシアの子供たちは、幼い頃から厳しいバレエの練習に励み、バレエ関係の仕事は子供たちの憧れの職業です。また、ロシアは、世界中のバレリーナにとって、憧れの地でもあります。
ガイドの献子さんも、若干3歳でバレエを始め、バレエ漬けの日々を過ごしました。憧れのロシアに渡るきっかけとなったのが、当時勤めていた新国立劇場のモスクワ公演。とても気に入りロシアで働きたいと考え、新進芸術家海外研修制度で挑戦することにしました。
と、簡単に書いてしまいましたが、実際はとても悩んだそうです。
相談した海外在住歴の長い従妹からのアドバイスは、「気候と食事」が合えば住める!!」
ロシアの気候は、多くの人がイメージする通り、とても寒い。世界で最も寒い定住地であるオイミャコンもロシアに位置します。
それでも、ご安心ください夏はちゃんとあります。ロシア人は、短い夏を公園で日光浴をしたり、ダーチャに行ったりと思う存分楽しむそうです。
厳しい寒い冬だって、楽しみます。
まずは、ファッション。ロシアの冬の必須アイテムは帽子、手袋、マフラー。特に帽子は脳を寒さから守る側面からも重要なんだとか。日本人はそれぞれ2つくらい?主にベーシックなものしか持っていないかと思いますが、ロシア人は多数持ち冬のファッションアイテムとして楽しんでいるそうです。
つづいて、スポーツ。冬になるとバスケットコートをアイススケートリンクに変身させ、アイスホッケーで汗を流したり、森でノルディックスキーをしたりと、冬でもとてもアクティブ。
さらに、外が寒い分、家の中はとっても温かくて快適!
欧米諸国とは異なり、外の雪で靴がべちゃべちゃになるのもあって、日本と同じように室内では靴を脱ぎます。家の中では、スリッパも履かずに過ごす人もいるそうです。
食事については、実際にランチを食べながら。ロシアで、ご飯をたべるときや食べに行く人にかける言葉を教えてもらいました。
「Приятного аппетита(プりヤートナヴァ アピチータ)」と、みんなでロシア流に声をかけあい、ランチをいただきました♪
2、大満足の充実ロシア料理
本日のメニューは、ボルシチ、野菜のピロシキ、サーモンのブリヌイ、毛皮のコートを着たニシン、りんごのケーキ、薔薇ジャム付きロシア紅茶。ロシア料理の定番ボルシチ |
野菜のピロシキ |
サーモンのブリヌイ |
毛皮のコートを着たニシン |
食後はりんごのケーキとロシア紅茶(薔薇ジャム付き) |
見ているだけで食べたくなりますよね?!パッセンジャーの満足度もほぼ100%でした。
ロシア料理は、長く厳しい冬を乗り越えるため、温かい煮込み料理やスープ、様々な食材を酢漬けや塩漬けにした保存期間が長い食材が多く使われるのが特徴のひとつです。
ビーツの色鮮やかな煮込みスープ「ボルシチ」や肉や野菜を包んで焼いた「ピロシキ」は代表的で有名なロシア料理ですね。
聞きなれない料理名の「毛皮のコートを着たニシン」とは、酢漬けのニシンに、玉ねぎ、じゃがいも、ビーツ、たまご、マヨネーズを層に重ねたサラダで、ロシアの伝統的なお正月料理のひとつです。その様子が、まるでニシンが毛皮のコートを着ているようだ!と感じるのは、ロシア人ならではの発想だと思いました。お味は、ニシンの酸味とビーツの甘味が絶妙に合わさったクセになる美味しさです。
ロシアの方からも、ここのは美味しいと太鼓判をいただきました!
ロシア在住中に献子さんがロシアの食について書いてくれたブログはこちら
⇒Москва я люблю тебе!
3、意外?なロシア人の気質と習慣
みなさんはロシア人にどんなイメージを持っていますか?日本人が持つイメージは、「冷たい」「笑わない」などではないでしょうか。
ロシア人の気質や習慣をエピソードを交えながら説明する 献子さんとロシア人のお友達カーチャさん |
お互いに失礼のないように会話をしているのに、お互いマイナスな印象になってしまうなんて。。。
さらには、「困っている人を放っておけない」「ロシア正教の影響もあって助け合いの精神が根付いている」「冗談好き」など今まで勝手にもっていたイメージとは異なるロシア人の気質や習慣を教えてもらいました。
そして、なんといっても印象的だったのが「ドアを開ける」「コートを脱がせる」「車を降りるときは手を差しのべる」「荷物をもってくれる」などの『徹底したレディーファースト』が根付いていること。
法律で、女性が運んで良い荷物の制限があるくらい!!
慣れていない日本人としては、とてもこそばゆい感じがしますが、ロシアでは幼稚園の頃から当たり前にやっていることなんだそうです。献子さんも、働くためにボリジョイ劇場にやってきたのに、重いものを運ぼうとするとすかさず男性(目上の方であっても!)が自分がやるからと運んでくれた経験があり、初めは驚き戸惑ったそうです。
4、レディーファーストは必要か?(ワークショップ)
ロシア人の徹底したレディーファーストのお話をおうかがいし、また、日本でも働く女性が注目されていることもあり、今回のワークショップは『レディーファーストは必要?不要?』というテーマにしました。
まずは、パッセンジャーのみなさんに、職場やプライベートで実際にどんなレディーファーストをした/された経験があるか、そのときどう感じたかを話していただきました。身近な話題だけあって、とても盛上がりました。
「重いものを運んでくれた」や、「高いところの荷物を降ろしてくれた」などの嬉しかったエピソードが聞こえる一方で、「頼めばやってくれる」など率先してやるのは日本人はまだ恥ずかしい感覚があるという声もあがっていました。
「重いものを運んでくれた」や、「高いところの荷物を降ろしてくれた」などの嬉しかったエピソードが聞こえる一方で、「頼めばやってくれる」など率先してやるのは日本人はまだ恥ずかしい感覚があるという声もあがっていました。
テーブルごとにグループディスカッション |
グループで話しあった内容を発表 |
また、レディーファースト以前に、日本はそもそものコミニュケーションが不足しているのでは?といった意見もでました。
5、アンケート結果より
ガイドのプレゼンを聞き、ワークショップで理解を深めた後に、ロシアに対する印象を尋ねました。
すると、ロシアに対する印象が良くなった+やや良くなったと回答したパッセンジャーが、88%!
どんなふうに変わったのか、パッセンジャーのコメントをご紹介します。
「ロシア人は冷たい、笑わないというようなイメージがありましたが、実はニコニコすることは、ふざけているととられてしまうと知りました。」、「怖い、無茶をする(させる)といった、割とマッチョなイメージが強くて、教養深いことやレディーファーストが根付いていることは意外でした。」、「愛想悪いと思っていたけど、ジョーク好き(しかも自虐的)だというところに好感を持ちました。」、「いろいろな生活習慣や気質がありますが、その根本的なことを知ると受け入れやすくなる。」、「ロシア料理は意外と野菜が多くて気に入りました。」などなど。
わずか3時間の旅(開催時間)でしたが、ロシア在住経験のあるガイドのナマのお話とおいしいランチで、意外と知らない隣国ロシアについて理解を深めることができました。
・パレスチナ便 :2月11日(水)
・ソロモン便 :3月 8日(日)
・ガーナ便 :決定次第ご案内します。
それでは、またのご搭乗をCrew一同お待ちしております♪
ロシア便Crew: Ami, Naho, Chappy, Haze, Chinatsu
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